臨床薬剤学研究室では、どのようにして「くすり」を安全に使用するかという患者本位の医療の重要性を大切にしています。
現在、非常に僅かな量で強力な生物活性を持つ医薬品が医療現場で汎用されていることから、薬物由来の副作用や薬物-薬物間、薬物-食品成分間の相互作用の回避方法について研究をしています。これらの研究にスタッフと学生が一丸となって取り組み、『医療は本来患者の利益のためにある』ことを再確認し、医薬品のエンドユーザーである患者さんが等しく高品質の医療を享受できるための医薬・医療情報を提供することを最終目標としています。
本研究が実を結ぶ事で、自分の病気の治療に使われる薬物がどのような効果をもち、どの程度の副作用があるかを理解して、その薬物療法を選択できるようにしたい、というのが私達の願いです。
主な研究テーマ
薬物・生体成分の組織移行性に基づく疾患・副作用の予防・軽減に関する研究
医薬品の適正使用を指向した臨床薬物動態学および薬理遺伝学的解析
妊娠・授乳期の適切な薬物治療に向けた母体-胎児・乳児間の物質移行に関する研究
医療薬学研究・医療薬学教育に興味がある人、医療現場に興味がある人、臨床薬学研究を通じて患者さんの治療に貢献したいという方は、是非ご連絡ください。一緒に研究をしていきましょう。もちろん経験の有無やこれまでのバックグラウンドは問いません。
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Tel: 011-706-3770
E-mail: masaki(at)pharm.hokudai.ac.jp
※(at)は@に変えてください